どの銀行の住宅ローンがいいのか
住宅は非常に高額であるため、住宅ローンを利用して購入する人がほとんどです。
住宅を購入するための資金を借り入れる目的別ローンの一種であるため、購入する住宅を担保にします。
返済が長期間にわたりますが、金利は低く抑えられているのが特徴です。30~35年くらいで完済するケースが多く、住宅ローンの金利は、年利で1パーセント台の銀行が中心で、高いところでも2パーセント台くらいでしょう。
住宅ローンのような大きな金額のローンの場合には、頭金が必要になるのが一般的ですが、中には頭金不要で利用できる銀行もあります。
そして、金利に関しては高いか低いかだけでなく、固定金利なのか変動金利なのかも大事です。固定金利なら、金利が低い時期に契約すれば、その後に金利が上昇しても利息の負担は上がりません。
変動金利なら、金利の上昇に伴い利息の負担も重くなって行きます。逆に金利が契約時よりも下がった場合には、変動金利の方が有利ということになり、一概にどちらがいいということはありません。
そのときの金利の状況などを見極めた上で選びましょう。
住宅ローン減税
住宅購入の経済的な負担を和らげる目的で、住宅ローン減税の制度が実施されています。大まかに言うと、住宅ローンの借入残高の1パーセントの金額が減税される仕組みです。
この制度を利用することができるのは、返済期間が10年以上で所得が3000万円以下の人ですが、住宅ローンを組む人のほとんどが当てはまるでしょう。
住宅ローン減税の適用を受けるには、最初の1年目だけ確定申告をしなければなりません。必要書類を市町村や税務署、不動産会社などから取り寄せる必要があり、やや面倒だと感じてしまう人もいるかと思います。
しかし、サラリーマンなら2年目以降は勤務先の会社に年末調整で対応してもらうことが可能なため、そういった手間のかかる手続きをしなくても済みます。
また、控除額が控除前の所得税の税額を上回ってしまう人もいるかも知れません。
その場合には、上回った分を住民税から控除することが可能です。前年の課税所得の7パーセントまでという上限が設けられていますが、これでほとんどの人が損をしなくても済む仕組みになっています。