意外と住み心地が良いと感じる人も
都市部では地価が高いため、住宅を建てる際に土地代が高くて悩む人が多いです。
そのため、最近では狭小住宅を建てる人が増えています。
狭小住宅というのは、狭い土地を有効に使って、建てられた住宅のことです。概ね15坪以下の土地に建てられている住宅のことを狭小住宅と呼ぶことが多い傾向にあります。
外から見るとかなり小さく見えるため、住みづらくないのかと思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、意外なことに実際に狭小住宅に住んでいる人たちは、住み心地が良いと感じている人も多いです。
狭小住宅は3階建てにしているところ多いのが特徴で、土地は狭くても延べ面積はそれなりの広さが確保されています。
1階部分を車庫にしていたりするところが多いのも、狭小住宅の特徴のうちの1つです。
中には4階建てにしていたり、地下室を設けていたりする狭小住宅も見られます。
階段を頻繁に上り下りしなければなりませんが、実際に住んでみると慣れる人も多いです。
広く見える工夫を凝らしている
狭い空間にいると、ストレスを感じたり気が滅入ってしまう人もいるでしょう。狭小住宅では、そういったことがないように、さまざまな工夫が凝らされています。
3階建てや4階建てにすることで、延べ面積を広くするだけでなく、体感的に広く感じるように開放感のある作りになっている狭小住宅が多いです。
広く見せる工夫としては、吹き抜けリビングが挙げられます。
上下方向に広く見えるため、開放的な気分になれるでしょう。
面積が狭くても、広々とした空間に感じられます。他に窓を大きくしたり、スキップフロアを作ったりしている狭小住宅も多いです。
実際の面積が狭くても、窓が大きいと広く感じられるため住み心地がいいです。
スキップフロアは、いわゆる中2階や中3階などのことで、狭小住宅ならではの工夫と言えるでしょう。
収納スペースを確保するためにロフトを設置しているところも多いです。ウッドデッキを設置して広く感じるような工夫を凝らしている狭小住宅もあります。