狭小住宅ってどんな家?
狭小住宅という言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、どのような意味なのでしょうか。
その名の通り、狭い住宅のことを意味していますが、一般的に約15坪以下の広さの中に立てられた住宅のことを指しています。
「坪」という単位については、若い世代の人にとっては、あまりなじみが薄いかもしれませんが、約15坪の広さで50平方メートルです。
一般住宅の広さについては居住する家族の人数や必要とされる住まい環境によっても、さまざまな違いがありますが、狭い住宅でも約40坪、広くて約60坪です。
それに比べると、狭小住宅は約15坪以下と言われているので、一般の住宅から見ると、かなり狭くなります。
近年は、首都圏や都市部で狭小住宅が増えているとも言われていますが、なぜこのような住宅が増えているのでしょうか。
核家族化が急速に進む中で、狭小住宅のニーズが高まっているようです。
狭小住宅の特徴は?
首都圏や都市部で家を建てようと思っていても、土地代が高くなります。
広い家を建てようと思っていても、居住する家族の人数が少ない場合は、あまり広さにこだわる必要はありません。
首都圏や都市部では、空いた土地があっても、住宅が密集している場所に土地が相手いることもあれば、空いた土地の形状が四角形ではなく、複雑に変形したような形状になっている場合もあります。
狭小住宅を建てる場合は、土地が狭い分、階数を増やして横長ではなく縦長の住まいを造ることもあるようです。
一般住宅の広さは狭くても40坪以上の広さがあると思うので、15坪程度の広さの家については、想像もつかないかもしれませんね。
しかし、面積が狭い分、空間をうまく活用する、普通の家なら2階建てのところを3階建て、4階建てにすることで、快適な空間を生み出すこともできます。
テレビで住宅のリフォーム特集などの番組を見ていると、リフォームする前はこんなに狭いのに、リフォームした後は室内が快適な空間になり、住み心地の良い家に変わっているのを見ると、設計士や建築業者がいかにして知恵を絞り、専門的な知識と技能が活かされているかがわかりますよね。